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2017.01.26更新

Q.
精神科主治医の転院について質問させて下さい。うつ病で精神科に通院しています。主治医から来年の3月で退職して埼玉県の病院に行く事を告げられました。もしかしたら来年もいるかも、とも言っていたので、まだ転院先が決まっていないのかも知れません。ですが家庭の事情だそうですので先生のお気持ちとしては固まっていると思います。埼玉県のどの辺りなのかは、まだ聞いていませんが、大抵の所は2時間から3時間位で行けそうです。私はどうしても主治医について行きたいのです。先生も私も既婚者なので、正直に言いますと好意はありますが恋愛関係を期待してではありません。医師として先生の診断やアドバイスを信頼しています。先生は急に言うと私が動揺してしまうからと、大分早く教えてくれたようで、他の人には…と小さな声で言っていました。もしかしたら極秘なのかも知れません。ですので少なくとも私が他言しないと思っていてくれ、信頼関係は出来ていると思っています。先生は3月までまだ時間があるから、私が少しでも働ける位まで回復するよう、一緒に頑張って行こうと…先生の転院後は私が元々通っていたクリニックに戻そうと…(現在の病院には入院する為、1年半前に転院してきました)なので私を一緒に連れて行く事は考えていないと思います。ここで質問です。主治医は遠方に転院する場合、患者も一緒に転院する事を拒否するものなのでしょうか?転院先すら教えてもらえない事もあるのでしょうか?どうしたら連れて行ってもらえるでしょうか?話が飛びましたが、質問したいのは以上の3点です。どうかお知恵をお貸し下さい 。

A.
うつ病で精神科に通院しておられ、主治医から来年の3月で退職して埼玉県の病院に行く事を告げられたのですね。大抵の所は2時間から3時間位で行けそうで、どうしても主治医について行きたいのですね。大変ですが、そこまで先生と信頼関係ができているのはいいことだと思います。先生もご質問者さんも既婚者で、好意はあるが恋愛関係は期待しておらず、医師として先生の診断やアドバイスを信頼しているのですね。自分の気持ちに正直であり、そのうえでご自分にとって大切なことを分かっておられて何よりです。
先生は急に言うとご質問者さんが動揺してしまうからと、大分早く教えてくれたようで、他の人には…と小さな声で言っていたのですね。悩んでおられますが、早く教えてもらえてよかったですね。お感じの通り、ご質問者さんを患者さんとして大切に思っておられ、信頼されているのでしょう。先生は3月までまだ時間があるから、ご質問者さんが少しでも働ける位まで回復するよう、一緒に頑張って行こうと言い、先生の転勤後はご質問者さんが元々通っていたクリニックに戻そうとしておられ、ご質問者さんを連れて行く事は考えておられないようなのですね。連れて行くことまでは考えていないようでも、ご質問者さんのことをよく考え、配慮されているようですね。いい先生ですね。ご質問ですが、主治医は遠方に転院する場合、患者も一緒に転院する事を拒否するものか?とのことですね。私も病院の転勤を繰り返しましたが、驚いたり、戸惑う患者さん、ついていきたいとおっしゃる患者さんには通院時間がかかっても、ついてきていただいています。転勤する病院の事情にもよりますが、患者さんのご希望が重要であり、一概に拒否するものではないと思います。次、転院先すら教えてもらえない事もあるのか?これはありません。それまで治療していた医師として無責任だからです。当面転勤する主治医についていかないことに決めても、後任の医師と合わずに、やはりついていく、ということもあり得るからです。また、どうしたら連れて行ってもらえるでしょうか?とのことですが、患者さんとして、転勤先へ通院することへの負担感より、元の主治医に引き続き通院できる安心感が強ければ、ついていく選択肢を考えて当然です。転勤先とはいえ、病院であり、通院は不可能ではないのですから。ちなみに私のクリニックは東京町田にありますが、他県から2時間以上かけて、数年間通院している方がおられます。私は東京で病院を4回変わっていますが、ずっとついてきてくれている患者さんもいます。私は基本的に患者さんには、ご希望であれば、転院してもいいし、遠くから通ってきてもいいとお伝えしています。もちろん患者さんの明らかに不利益になることはお勧めしませんが、患者さんが改善するために時に通院先を検討しなおすことは重要だと思っています。医師は患者さんが良くなることを第一に考えるべきであり、自分が患者さんを抱え込んだり、逆に、別のところに転院するように患者さんに一方的に勧めたりすべきではありません。ご質問者さんのように、今の主治医と望ましい信頼関係ができており、今後の通院先の選択についてもはっきりとしたご希望があるのであれば、主治医にその旨を伝え、何がご質問者さんの治療にとって一番役に立つのか十分に話し合ってみるべきでしょう。一番大切なことは、ご質問者さんの治療に何が望ましいかをよく考えることであって、主治医に気を使いすぎることはありません。悩んでおられても、自分の治療を見直す大切な機会であり、これも治療なのです。ご自分の治療を真剣に考え、自分のお気持ちや先生のご意見も冷静に受け止めておられる聡明で謙虚なご質問者さんであれば、主治医の転勤にあっても、十分に対応でき、治療の機会として生かしていけるように感じられてなりません。ご参考にしてください。

投稿者: 町田まごころクリニック

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